〝炎の飛龍〟藤波辰爾(71)が主宰する「ドラディション」の11月14日東京・後楽園ホール大会で、新日本プロレスの現IWGP世界ヘビー級王者ザック・セイバーJr.(38)とシングルマッチで対戦することが発表された。
年内最後の興行となる同大会は「DRADITION 2025 DRAGON EXPO 1995」と題され、サブタイトルには1995年に旗揚げした「無我」の2文字が使用される。そして大会のメインでは、藤波が業界の最高峰王者と対戦することが決定した。
両者は2014年4月のノア山梨大会でタッグマッチ、2022年3月の新日本プロレス日本武道館大会で6人タッグマッチで対戦経験があるが、シングルマッチは初となる。この日の会見に出席したザックは「まさに自分にとってドリームマッチだ。自分は子どものころからプロレス少年で、VHSデッキで新日本ジュニア時代の藤波さんの映像を見ていた。新日本のリングを経由して、こうして藤波さんのリングでシングルマッチができるなんて夢にも思わなかった」と感激の面持ち。
「日本だけでなく、プロレス史上最も重要なレスラーの一人だと思う。カール・ゴッチ、ビル・ロビンソンらが紡いだ英国発祥のキャッチレスリングの正統な後継者で、50年以上にわたって戦い、今日までこの肉体をキープしていることにも尊敬しかない」と藤波へのリスペクトを口にし「この20~25年でプロレスはアメリカナイズされている。しかし藤波さんのスタイルこそ私がやりたかったスタイルだと思っている」とまで言い切った。
迎え撃つ藤波は、自身が参戦した6月の新日本プロレス名古屋大会でザックが後藤洋央紀からIWGP世界王座を奪回した試合を解説席から見て刺激を受けたという。「バリバリのザック選手を相手にするのは冒険ですけど、現役でリングに上がっている以上は刺激がないと。(対戦したい相手に)真っ先に浮かんだのが彼だった」と試合実現の経緯を説明。
来年5月でデビューから55年を迎えるが「わくわくした試合をしたいというか。とにかくゾクゾクする試合ができればと思います」と目を輝かせつつ「ただのお手合わせじゃなくて、どこまで動けるか分かりませんけど、持てるものを彼にぶつけたいと思います」と力強く宣言していた。













