DDT6日の横浜ラジアントホール大会で、KO―D無差別級王者の平田一喜(37)が「いつでもどこでも挑戦権(いつどこ権)」から逃げ切った。
8月31日の後楽園大会で王座を初戴冠した平田は「嫌なことからは、ちゃんと逃げる」と堂々と宣言。この日のメインイベントでは、男色ディーノ、アントーニオ本多との3WAYマッチが予定されていた。戴冠以前の大会では、前座の第2試合あたりで戦っている組み合わせだ。しかし、大会が始まっても平田は会場入りしていなかった。第2試合後に不在がアナウンスされると、観客からはどよめきが起こった。
試合が始まる時間になり、やっとキャリーケースを引いた平田が会場入り。ゴングが鳴り、いつもならコミカルなダンスで会場を沸かせるが、この日は一味違う。踊りを封印し、チャンピオンとして真面目なファイトに徹した。その影響を受けたディーノも十八番のパンツ脱ぎを封印した。
しかし、本多の決死の説得を受けた2人は覚醒。平田は踊り、Tバック1枚になったディーノはコーナー上で跳ね回った。カオスな空間は、平田が本多を変型エゴイストドライバーで3カウントを奪い、終幕した。
試合後、急いで帰り支度を始める平田の前に、いつどこ権を有した飯野雄貴、石田有輝が立ちはだかる。DDTマットでは、いつどこ権を所有するレスラーが宣言すれば、その場でタイトルマッチが始まってしまう。万事休すかに思われたが、対戦相手だったディーノと本多が合体攻撃で2人を抑えた。
マイクを握ったディーノは、平田に向けて「あんたは第2試合の誇りだよ。お前がいくらメインに組まれることがあったって、私たちは〝第2試合メート〟だろ。そんなお前がベルトを持った。これ以上ないくらい、うれしいよ。お前が長くベルトを持てるとは思えない。それでも、私たちの気持ちを背負って、ほんの少しでも長くそれ持ってくれよ」と呼びかけ、帰宅を促した。
平田は「ありがとう。俺、立派になって、必ずこのベルト落として、第2試合に帰ってくるから!」と叫んで、そそくさと会場を後に。チャンピオンの逃走劇はまだまだ続いていく…。














