マリナーズ球団会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏(51)が率いるアマ野球チーム「KOBE CHIBEN」と高校野球女子選抜のエキシビションマッチが31日にバンテリンドームで行われた。

「KOBE CHIBEN」には昨年に引き続いて松井秀喜氏(51)、松坂大輔氏(44)が参加。さらに今年は松井稼頭央氏(49)も加わり、8―0で大勝。球場に集まった2万1233人のファンからは、レジェンドの集結に大きな拍手と歓声が送られた。

「1番・投手」で先発出場したイチロー氏は初球いきなり134キロを記録。9回111球を投げ1安打14奪三振で見事な完封劇を披露した。3回には四球で出塁した後、一塁ヘのけん制球にヘッドスライディングで帰塁。背番号と同じ〝51〟歳とは思えない若さあふれるプレーを女子高生たちに見せつけた。

 現役時代さながらの豪快な一発を披露したのが「4番・中堅」で先発出場した松井秀喜氏だ。3回一死一、二塁の場面で鋭く振り抜いた一撃はライトスタンドへ一直線。「ドラゴンズファンの皆さんには申し訳ないですけど、この球場大好きでよく打ったんですよ。よみがえりました、久しぶりに」と振り返り「現役時代でもないぐらい完璧な当たり。自分が1番ビックリしました」と2002年8月17日の中日戦以来、23年ぶりとなるバンテリンドームでの一発に、満足そうな笑みを浮かべた。

笑顔で松坂大輔氏(左)とハイタッチする松井秀喜氏
笑顔で松坂大輔氏(左)とハイタッチする松井秀喜氏

 試合前のフリー打撃練習ではイチロー氏が8発スタンドインしたのに対し、松井秀喜氏はノーアーチ。それだけにイチロー氏は「(練習では)ホームランのイメージができてなかったと思うんですけど、とんでもない選手です。スーパースターはそれをやるんですよ」とゴジラのアーチを絶賛。1990年代後半から2000年代にかけてプロ野球を盛り上げてきた2人のスーパースターは、50代になっても魅力たっぷりだった。