ナショナル・リーグ西地区制覇を目指すドジャースが正念場を迎えている。30日(日本時間31日)のダイヤモンドバックス戦に1―6の完敗。拙攻、拙守が重なっての敗戦にフラストレーションがたまる敗戦となってしまった。

 前日は3安打完封負け。悪い流れを断ち切るどころか、文字通りの惨敗が繰り返された。この日は勝機を手放すシーンが散見。とりわけ5回は無死二、三塁から大谷の左飛にタッチアップした三塁走者のK・ヘルナンデスが、本塁に滑り込まずタッチアウトになる怠慢プレーがあった。走者に指示を出す次打者のベッツが死角になっていたとみられるが、悔やまれるミスだった。

 1ゲーム差で迫るパドレスとの激しい地区優勝争いの中、チーム状態が芳しくない。デーブ・ロバーツ監督(53)は戦前からメディアなどで、チームの緊迫感と集中力が欠如していることを危惧していた。危機感から引き締めを図ったが、不穏な敗戦を重ねた形だ。

 これには大谷翔平の一挙手一投足、ドジャースの結果に一喜一憂するファンもやきもき。ネットなどでは、可愛さ余って憎さ百倍のごとく辛らつな声が上がっている。中でもロバーツ監督の采配、統率力について「一点をもぎ取る采配は一切やらず、選手に任せきりで成り行き任せ」「攻撃、守りともに雑で粘りやしぶとさも無く、試合後半の逆転劇も見られない」といった指摘も。大事なシーズン終盤に、やってはいけないミスが散見される状況に見守るファンもフラストレーションを募らせている。

 フロント主導のチーム作りの中でスター選手を束ね、勝って当たり前と見られるチームを指揮する難しさはあるはずだ。ドジャース監督就任10年目。苦境をどう乗りきるか、注目だ。