ドジャースは30日(日本時間31日)に行われた本拠地でのダイヤモンドバックス戦に1―6で敗れた。前日の3安打零封負けに続く惨敗。7回3失点と好投したグラスノーを援護できず、拙攻が目につく不穏な敗戦となってしまった。

 先制機を逸した中盤の攻撃が痛恨だった。5回無死二、三塁から大谷が「犠飛」に飛距離十分の左飛を打ち上げたが、三塁走者のK・ヘルナンデスが本塁に滑り込まず不可解なタッチアウト。6回も無死一、二塁の好機を生かせず、得点を奪えなかった。流れを失うと、右手指からの出血に耐えながら力投を続けていたグラスノーが7回に先制ソロを被弾するなど3失点。右腕の好投に報いることができず、不協和音を生じかねない重たい敗戦となった。

 結果的に、ロバーツ監督と球団編成トップの喝は響かなかった。専門メディアの「ドジャース・ネーション」は直近の体たらくな戦いぶりについて首脳陣、フロント陣の率直な見解を伝えていた。ロバーツ監督は攻撃陣の不振について「正直に言うと、必要な緊迫感や集中力が足りなかった」と一刀両断。リーグでも下位に沈む攻撃力に「我々の才能を考えれば、これは全く許しがたいことだ」と不満をあらわにし、引き締めを図っていた。

 また、アンドリュー・フリードマン編成本部長も「打てない時は、切迫感が足りないように見える」と、指揮官に同調するように言及。チーム状態を上げるため、闘争心に火をつける必要があると苦言を呈していた。

 この日、地区優勝を争うライバルのパドレスがツインズに大勝。再びゲーム差「1」に接近を許した。首位固めどころか、不穏な連敗。悪い流れを早く断ち切らなければ、取り返しのつかない事態に追い込まれかねない。強い危機感は現場の奮起につながるか。