【山口敏太郎オカルト評論家のUMA図鑑#632】韓国発の怪物と言えば、モンスターパニック映画の「グエムル―漢江の怪物」を連想する人が多いだろう。同作品は2006年に発表されたもので、鬼才ポン・ジュノ監督がメガホンを取った。

 ソウル市内を流れる川で家族がくつろいでいたところ、正体不明の怪物が現れ、娘をさらってしまった。この怪物がグエムルであり、この作品の中心となるキャラクターである。無論、この怪物は空想の存在であり、リアルなモデルなどは存在しないはずであった。

 だが、近年撮影された動画によると、漢江を悠々と泳ぐ黒い影が確認された。ビデオの中の釣り人は、たびたび同所において釣りをするのだが、このような影を見たのは初めての経験であったという。釣りをするのをやめてぼう然として影を見つめるばかりであったそうだ。果たして、これは一体何であろうか。

 これにより、「グエムルは実在した」「何らかの巨大魚ではないのか」「小魚の群れではないのか」などとちょっとした騒ぎになってしまった。

 戦時中に中国産の大きな魚が、食糧増産の狙いで、日本国内あちこちにばらまかれ、その子孫が今も生き残っている。当時、日本に併合されていた韓国に、中国産の巨大魚がいても不思議ではない。

 日本の場合、それらの巨大魚たちは「日比谷公園のヒッシー」「江戸川のエディ」などが有名である。それらの正体は、青魚や草魚であることが多いようである。

 他にも、朝鮮半島の怪物としては、北朝鮮で映画化がされた「プルガサリ」か有名である。これは鉄などを食べる妖怪であり、怪獣的な扱いがなされていた。