ドジャースの大谷翔平投手(31)とフィリーズのカイル・シュワバー外野手(32)が争っているのはナ・リーグMVPだけではない。米スポーツ専門局ESPNは25日(日本時間26日)、2025年最終盤を前に、スター選手たちの記録更新やタイトル争いを検証。どの選手がペースを維持できるか、あるいは失速するかをテーマに、専門記者2人ずつの見解を紹介した。その中で「カイル・シュワバーと大谷翔平が55本以上の本塁打ペース。ナ・リーグ本塁打王はどちらが獲得し、最終的に何本打つ?」という問いに対し、同局のジェシー・ロジャーズ記者とバスター・オルニー記者はそろってシュワバーを優勢とした。

2度目のキングを目指すシュワバー(ロイター)
2度目のキングを目指すシュワバー(ロイター)

 ロジャーズ記者は「シュワバーが最終的に56本でタイトルを取る」と予想。理由として「彼は例年9月に好調で、今年も例外ではない。通算成績を見ても、9月の長打率(5割2分1厘)は6月に次いで2番目に高い。大谷もシーズン終盤に強い打者だが、シュワバーは左投手相手に長打率5割7分7厘を残しており、9月も数本の本塁打を左腕から追加して、この差が本塁打レースの決定打になるだろう」と指摘。大谷の左腕への長打率は5割7分4厘だ。

 オルニー記者は「59本でシュワバーが制する」と予想。「彼は左投手への対応を完全に身につけた。打席に立ち、死球も受け入れ、すべての球を仕留める」と分析。右投手相手のOPSが9割4分6厘、左投手相手でも9割4分3厘であることに触れ「驚くほど均衡したOPSを残している。今季ここまで非常に好調だが、さらに勢いを増しており、直近45試合で20本塁打を放っている」と後半戦での好調ぶりを強調した。大谷も7月1日以降の直近45試合で16本塁打を放っている。

 勝負の9月、昨年は大谷、シュワバーとも10本塁打だった。MVPレースは大谷優勢とされるが本塁打王争いは互角。シュワバーが獲得すれば22年以来、2度目。大谷は3年連続だ。勝者はどちらか注目だ。