パ首位・ソフトバンクは24日の日本ハム戦(エスコン)に延長10回の末に0―1で痛恨のサヨナラ負け。「天王山」でまさかの3連敗を喫し、ライバルに0・5ゲーム差まで肉薄された。
左腕エースのモイネロが8回無失点の快投で連続イニング無失点を「29」に伸ばしたが、勝利を手にすることはできなかった。8回二死一塁、126球目で相手主砲・レイエスをこん身の直球で空振り三振に斬って取ると、珍しく吠えて感情を爆発させた。「すごく疲れたけど、自分らしい投球ができた。大事な試合でいい投球ができてよかった」。規定投球回の143イニングに到達し、シーズン最終盤に入る中で防御率1・07とすごみを増している。
しかし、スコアレスのまま迎えた延長10回に3番手でクローザーの杉山が、一死満塁から最後は奈良間に劇打を許した。小久保裕紀監督(53)は「投手は責められない。モイネロも頑張った。(相手が)伊藤の時はああいう展開になるっていうのは分かっていた」と唇をかむしかなかった。
前回の直接対決は本拠地・福岡で3連勝、今回は敵地でやり返された。「前回3つやって、今回3つやられただけ。また明後日からです」と前を向き、激しさを増す優勝争いに一段と気合を入れた。
残り30試合をどう戦うか。チーム内では「終盤のオリックス戦がカギになる」との声がある。30試合のうちオリックス戦が11試合。2位・日本ハムに11ゲーム差の3位ながら、CS進出を争う4位の楽天とは4差だ。事実上、ポストシーズン進出に目標を切り替え、3位確保に集中するオリックスが思いのほか厄介だとの見立てだ。
楽天との差が縮まったり、思うように広げられなければ、一戦必勝で鷹に向かってくる。今カードの直前、オリックスは日本ハムとの3連戦に1勝2敗だったが、鷹陣営からは「3つ勝ってもおかしくない戦いで、強さを感じた」との声まで上がっていた。
Vロードはいつでも平坦ではない。難敵を打ち破り、ライバルたちに引導を渡せるのか。











