第107回全国高校野球選手権大会の第14日(21日)の準決勝第1試合は延長タイブレークの末、日大三(西東京)が県岐阜商を4―2で下し、14年ぶりの決勝進出を決めた。

 近藤(3年)と柴田(2年)の両エースの投げ合いで2―2のまま延長に突入。10回、日大三は一死二、三塁から近藤(3年)と桜井(3年)の適時打で2点の勝ち越しに成功。その裏は近藤が踏ん張って守り切り、0点に抑えて接戦に終止符を打った。

 4回途中に根本(2年)からマウンドを引き継ぎ、最後まで腕を振り続けた。73球を1安打1失点と完ぺきな投球を披露したエースは「声援もすごかったし、自分の応援だと思って投げて楽しかった。10回表が終わって向こう(柴田)もこっちを向いて笑顔だったので〝ナイスピッチ〟と言ったりしました。1人ひとりを集中して投げようと思った」と笑顔。

県岐阜商のエース・柴田蒼亮
県岐阜商のエース・柴田蒼亮

 打っても勝ち越し適時打を含む2安打2打点の活躍に「正直打てる自信はないけど、つなぐ打撃をしようと思った。夜まで振り込んでやってきた」と胸を張った。

 ついに最後のステージまで到達。三木監督は「最後は選手が何とかしてくれた。選手がすごいですね。いやあ、すごい成長と思います。一日一日、それこそ1分1秒、ずっと成長している」と選手に感心し、決勝に向け「今までと同じようにピッチャーが抑え、打線が頑張ってあげて、やりたいように、好きなだけ頑張ってもらえたらと思う」と伸び伸びプレーを期待した。