第107回全国高校野球選手権大会の第13日の準々決勝第1試合は山梨学院が猛打爆発で11―4と昨夏Vの京都国際を粉砕し、4強に進出した。

 194センチ、100キロの巨漢エース・菰田(2年)が初回に1点を失うが、2回に先頭の4番・横山(3年)が好投手・西村(3年)から左翼越えに同点ソロを叩き込むと、5本の長短打を浴びせるなど一挙5点。5回には菰田が一死満塁から右越えに走者一掃の適時三塁打を放って大きく突き放した。

 菰田は4回途中を4安打1失点で檜垣(2年)にスイッチして一塁に回り、打っては4打数3安打3打点の活躍。「2試合に先発して疲れはなかったけど、まだまだ。後ろに檜垣がいれば思いきり投げれる。西村投手は去年の優勝投手で変化球もいい。その中で自分たちのやってきたことが出た。チャレンジャーの気持ちで打席に入った。来たボールにバット出したら当たった。逆方向の長打は自分の持ち味」と汗を拭った。低めのチェンジアップに手を出さず、カウントを取りに来たまっすぐ、チェンジアップの後のまっすぐに狙いを定め、見事に攻略した。

 同点弾を含む2安打3打点の横山も「ロースコアが予想されている中でのホームランで波に乗った。いい打線のつながりで勝てた。去年の優勝校に勝ち切れたのは大きい。準備、修正の積み重ねが甲子園で生きてくる」としてやったり。大会通じて10打数8安打と絶好調をキープしている。

 2試合連続の2桁得点、13安打の猛攻でV候補を撃破し、夏大会初めての4強進出。吉田監督は「時間をかけてバットを振って体を鍛え、努力の成果が出てよかった。(西村は)誰が見ても素晴らしい投手。今日はちょっと疲れがあるのかな、と初回の投球を見て感じた。思い切って打っていこうと思った。この舞台でもう1回、努力してきたことを発揮できる。感謝して戦いたい」と笑顔だった。