バスケットボール界のレジェンドと日本の至宝の共通点とは――。米プロバスケットボールNBAレイカーズのチームドクターを務め、世界的強豪チームの医師らを集めて競技者と一般の健康増進にも活動の幅を広げる「Sports Doctors Network」の一員でもあるクリストファー・ジョーンズ氏を直撃。NBA屈指の名門で現在も仕事をともにしている、レブロン・ジェームズ(40)と八村塁(27)について熱く語った。
ジョーンズ氏はスポーツ整形外科医で、2016年からレイカーズのドクターを務めている。現在もホーム試合全てに同行して日頃から選手を支える。「選手のケガの予防法と処置法の最先端の情報を学び続け、対話を大事にして選手と一緒に考える姿勢を大切にしている」。世界的なスーパースター軍団の一員として選手と向き合う。
そんな超名門の顔と言える存在が、18年に加入したレブロンだ。これまでNBA優勝とファイナルMVPがそれぞれ4度、NBAシーズン、プレーオフで最多得点記録などを持つ〝生ける伝説〟は、40歳の現在も第一線で活躍を続けている。その秘訣はいったい何なのか。
「体のケアに献身的で、究極の自制心を持ち、休息と回復、強度の高いトレーニングを行う選手」と明かす。さらに「彼は自分のルーティンから決してそれない。メディカルチームとして、彼に利益のある最新の技術を紹介しても、約20年間ずっとルーティンを守り続けている」と自らが信じる〝レブロン流〟を貫き続ける意志の強さにあるという。恵まれた身体的な特性よりも「ブレないルーティンが長いキャリアを続けられる秘訣」と断言。たゆまぬ努力こそがスーパースターの最大の強みというわけだ。
レブロンといえば、息子のブロニー・ジェームズ(20)と24―25年シーズンからチームメートとなり脚光を浴びた。ジョーンズ氏は「ゲームでしかほとんど彼らを見ないが、親子で親しくしているところをよく見るので、仲の良い親子だと思う」と親子二人三脚の様子も語った。
そしてレイカーズといえば、昨季スタメン出場が大幅に増えて、飛躍を遂げた八村も忘れてはならない。
「レブロンと同様、身体的な生まれ持った体の素晴らしさはあるが、プロバスケットボール界で生き残り続けることができるのは0・01%。日々のルーティンや自己鍛錬を続け、それらを貫くことができる人が八村を含めプロの選手だ」と強調。そして「23年(1月)にここに入団した塁は、とても才能のある選手で、自制心を持って、常に技術の向上に取り組んでいる。毎年進化し続け、新たな目標とともにホームに帰ってくる。一番好きな選手のうちの1人」と太鼓判を押す。ルーティンを大事にして、自制心を持ち続けられること――。それこそが八村とレブロンの共通点というわけだ。
世界最高峰の舞台NBAでレジェンドと同じ資質を見せる八村が、今季はさらにスーパースターへの階段を駆け上がるか期待だ。













