卓球のWTTチャンピオンズ横浜(7~11日神奈川・横浜BUNTAI)、女子シングルスの早田ひな(日本生命)が行使した〝メディカルタイムアウト〟に対し、中国メディアも高い関心を寄せている。
9日の2回戦で早田は張本美和(木下グループ)と対戦し、フルゲームの末に3―2で勝利。この試合は日本人対決のため、慣習としてコーチがベンチに入らなかった。公平性を担保するのが狙いだが、最終第5ゲーム時に早田が行使したメディカルタイムアウト前に、コーチで普段からトレーナーとして接する岡雄介氏が駆け寄るシーンがあった。さらに治療時にも岡氏が早田を直接マッサージ。大会主催者のルール的な問題がないとはいえ、早田と岡氏が言葉を交わせる状況が生まれたのだ。
中国メディア「捜狐」は「早田選手はメディカルタイムアウトを理由に試合を中断した際に近づいたのはメディカルスタッフではなく、コーチだった。この中断は戦術的な調整を行う時間となりそうだった」と指摘。戦術に関する会話を実際に交わしたかどうかは不明だが「ルールの抜け穴を意図的に利用したのではないかとの疑念を抱かせざるを得ない」と厳しい論調で伝えた。
早田の一連の行動は日本だけでなく、中国でも賛否両論が巻き起こっている。同メディアは「フィールド上の心理戦であり、ルールが許す範囲内での『巧妙さ』であり、非難されるべきものではないという意見もあるが、グレーゾーンで試行錯誤を繰り返す行為は、ゲームの純粋性を損ない、本来実力で勝敗が決まるはずの舞台を、ルールの抜け穴のある競争に変えているという意見もある」と報じた。
試合後の早田は「今日は本当に気持ちの勝負で、途中にメディカルタイムアウトを取ったが、最後まで後悔しないように、どんな一本も粘り続けるという気持ちを持って試合をした」と語ったものの、騒動はしばらく続きそうだ。












