阪神・高橋遥人投手(29)が13日の広島戦(マツダ)に先発し、7回をわずか69球、被安打4、無失点の好投で今季2勝目を挙げた。前夜は9失点していた虎投だったが、頼れる左腕の力投と及川、石井も加えた3投手のリレーで2―0の完封勝利。チームはマジックを「27」に減らしリーグ優勝へまた一歩、前進した。
高橋は初回、中村奨、ファビアンを内野ゴロに仕留めると3番・小園をツーシームで空振り三振。続く2回も末包、モンテロ、前川を外野フライに打ち取るなど危なげない立ち上がりを見せた。気づけば、5回終了時点でパーフェクトの内容。「ちょっと気持ち悪いな」と思っていたと言うが、直球とツーシーム中心の組み立てで〝快挙〟も期待させる投球内容だった。
しかしながら6回に先頭の佐々木に中前打を打たれ、初の被安打を記録すると犠打で一死二塁と得点圏に走者を背負った。二死後に中村奨に左前打を許したものの左翼守備に就いていた高寺が内野手特有の素早い送球で遊撃・小幡に転送。小幡も強肩を生かし鋭いボールを本塁へ送り、無駄のない中継プレーで二塁から一気にホームへ生還を果たそうとした佐々木をタッチアウトとした。広島・新井監督からリプレー検証のリクエストがあったが、判定は覆らなかった。
試合後に「守備に助けてもらった」と口にした高橋の言葉は紛れもない本音だろう。とはいえ7回までを無失点に抑えたことで、2安打2得点と苦戦した打線を自らの力投でカバーしたことも真実だ。
昨年11月に左尺骨短縮術後に対する骨内異物(プレート)除去術を受け、7月15日の中日戦(甲子園)で復帰。同27日のDeNA戦(甲子園)では317日ぶりの白星も記録した。昨季は3戦3勝と相性の良かったカープを相手に、この日も期待通りのピッチングを披露した。
高橋は「真っすぐがそれなりに良くなってきたので、それあがったから球数が少なかったのかな。バッターの反応的にはちょっと(直球を)嫌がっているかなというのがあった。ここ何試合かで一番、真っすぐが良くなってきてるんじゃないかな」と自己評価。
優勝マジックを減らしていく中で、頼れる左腕がローテーションにどっしりと鎮座。藤川監督は「高橋がよく頑張ってくれましたね。素晴らしかった」と賛辞を送っていた。












