第107回全国高校野球選手権大会第5日(9日)第2試合は初出場の聖隷クリストファー(静岡)が明秀日立(茨城)を5―1で下した。
2年生エース左腕の高部が107球をテンポよく4安打で1失点完投。笑顔を忘れない高部は「緊張もあったけど、思い切って自分のピッチングを投げることができた。後半は落ち着いて楽しめた。周りをよく見て景色を覚えておこうと思った。自分は笑顔で投げていくことで周りもいい笑顔にしたいと思ってます」と汗を拭った。
攻撃陣は6犠打を重ねて相手エース中岡(3年)を翻ろうした。1点リードで迎えた8回には一死一、三塁から谷口(3年)が初球にセーフティースクイズを成功させて貴重な追加点を上げ、江成(2年)、河原(3年)も適時打で続いて5―1と突き放した。
浜松商、掛川西などで監督を務め、今夏8度目の甲子園出場を果たした上村監督は「今日の勝利の一番の一因は高部。昨日まであまり調子よくなくて緊張もあったけど、初回の死球で落ち着いたのかもしれません」と振り返り、終盤8回にスクイズを決めた谷口には「どうしたい? と聞いたら〝何でもやります〟と言うもんですから。ここんとこ当たっていたから打たせてもいいと思ったけど、逆に(向こうは)警戒をしないんじゃないかと思った。これは何でもできるな」と敢行の意図を明かした。初白星の歴史を刻み、2回戦は強豪の西日本短大付(福岡)にぶつかっていく。












