第107回全国高校野球選手権大会の第5日(9日)第1試合は西日本短大付(福岡)が弘前学院聖愛(青森)との接戦をタイブレークの末、4―3と制して2季連続で初戦を突破した。
3―3で迎えた延長10回、一死満塁から押し出し死球で1点を勝ち越すと、その裏は無死一、二塁から先頭・菅野(3年)の送りバントの小フライを捕手・山下(3年)のダイビングキャッチで得点を許さず、左腕・原(3年)が冷静に三者凡退に押さえて接戦に終止符を打った。
粘り合いだった。4回に6番・山下の右中間への大会3号2ランで先制するが、その裏に先発のエース中野(3年)が2四球と2本の適時打を浴びて逆転を許す。しかし、7回に一死一、三塁のチャンスを作ると1番・奥(3年)の執念の中犠飛で同点。投げては7回から原が4イニングを無四球、2安打、無失点と好リリーフで追加点を許さなかった。
山下はファインプレーについて「少しでも助けられるように必死にやろうと思ったらああいうプレーができた。練習でもできないプレーなんで、集中していたからできたと思う」と振り返り、先制弾には「打った瞬間に行ったと思った。相手投手がよくて打者陣が苦労していたんで、何としても出塁してやろうと思ってバットを振ったらホームランになった。うれしかった」と白い歯を見せた。
西村監督は「僕の想像を超えるようなプレーをたくさん見せてくれたのでうれしい思いでいっぱい。中野、原も持てる力を出してくれた。(山下も)甲子園でホームランを打つというのはすごい。状態が非常にいいもんですからいつか出るじゃないかと思っていた」と攻守に躍動したナインをねぎらった。8強入りしたセンバツに続いて初戦を突破。1992年以来、33年ぶりの夏制覇に向けて好スタートした。













