ソフトバンクが来春「台湾遠征」を計画し、2026年WBCに臨む台湾代表と強化試合を行う方向で最終調整に入っていることが5日、分かった。昨季の台湾プロ野球(CPBL)でシリーズ制覇を成し遂げた中信ブラザーズとの交流試合も予定。台湾側の熱烈なオファーを受ける形で、水面下で進めてきた一大プロジェクトがついに現実のものとなりそうだ。
昨年3月には巨人、今春には日本ハムが台湾遠征を行い、NPB球団とCPBLの交流がかつてないほどに深まっている。昨秋開催された「プレミア12」で世界一に輝いた台湾。来春のWBCで侍ジャパンの強力なライバルとなる台湾代表の強化試合の相手に、鷹が満を持して指名された。
リーグ連覇を目指し、現在パ首位に立つホークス。グラウンドレベルでは世界的有望株の獲得を念頭に台湾球界に熱視線を送り、ビジネス面でも野球熱の高い台湾市場開拓に強い関心を示している。今年6月には城島健司CBO(49)ら球団幹部が現地視察。地理的にも近い福岡を本拠地とするNPB球団の強みを生かし、相互発展の道を模索する強い意欲に台湾球界から歓迎の声が上がっていた。
ダイエー時代の2002年5月14日に行われた台湾・天母でのオリックス戦は、NPBで初めて海外開催された公式戦として歴史に刻まれている。ソフトバンクは将来的な台湾での公式戦開催を視野に入れているだけに、来春の台湾遠征はその試金石となりそうだ。
2023年に台湾初のドーム球場「台北ドーム」のオープン式典で始球式の大役を担うなど、現地でも絶大な人気を誇る王貞治球団会長(85)も遠征にあわせて渡台するものとみられる。球界関係者は「これまでにない大きなプロジェクトになる。今後の台湾球界との連携に弾みがつく」と大きな期待を寄せた。












