怠慢プレーと言わざるを得なかった。ヤンキースのジャズ・チザム内野手(27)は2日(日本時間3日)のマーリンズ戦に「5番・二塁」で先発出場。試合序盤に不可解な走塁ミスを犯し、またもひんしゅくを買った。

 ベンチもファンもア然とするシーンが訪れたのは2回の攻撃だった。先頭で四球を選んだチザム。一死一塁となって7番・ゴールドシュミットの二塁への何でもないポップフライに、チザムは一塁ベースから数メートル先に飛び出すと不可解にも静止。相手二塁手・ハビエル・エドワーズは落下地点に入ると横目でチザムの動きを確認して、捕球後すぐに一塁へ送球してダブルプレーを完成させた。チラッとけん制するエドワーズではなく、飛球を眺めるように視線を送り続け、帰塁が遅れたチザム。非難の集中砲火を浴びる形となってしまった。

 米紙「ニューヨークポスト」は、ヤンキースのアーロン・ブーン監督がベンチでチザムに不可解な怠慢プレーについて確認を行った様子を伝えた上で「しかし、ブーン監督はチザムを試合から引き離すことには至らなかった」と報じた上で「今シーズン最も許しがたい走塁の候補」と非難した。また、同紙のジョン・ヘイマン記者は「ジャズはすばらしい選手だが、あのプレー後は試合から外すべきだ。責任を取らせなきゃ!」と自身のX(旧ツイッター)に投稿。擁護のしようがない走塁ミスを糾弾した。

 チザムは今季ここまで打率2割4分2厘、18本塁打、49打点。シーズン途中にマーリンズから加入した昨季も最終的に24本塁打をマークするなど、名門球団の確かな戦力として機能している。かねて、いわくつきのトラブルメーカーで知られるチザム。この日は打線がわずか2安打に封じられ、0―2の零封負けを喫しただけに余計にいただけないプレーだった。