トレード期限を前に飛び交っていた超大物の移籍情報は、どうやら消滅したようだ。ブレーブスのロナルド・アクーニャJr.外野手(27)に関するトレード放出説を球団側が真っ向から否定したという。
ブレーブスは10日(日本時間11日)現在、ナ・リーグ中地区4位に沈み借金12と低迷中。首位フィリーズとは13・5ゲーム差でワイルドカードによるポストシーズン進出も絶望しされていることから、複数の米メディアがこれまで「ブレーブス側はアクーニャに対するオファーを検討する可能性がある」とも報じていた。
だが、これらの「アクーニャ・トレード情報」について、レッズとナショナルズでGMを務め現在は野球アナリストのジム・ボウデン氏がX上で「トレードの計画も、話し合いも、興味も一切ない。球団側にも確認済みだ」ときっぱり打ち消した。さらにポッドキャスト番組「ファウル・テリトリー」でも「この動きを早期に断ち切りたい」と強調している。
ベネズエラ出身のアクーニャJrは2018年のナ・リーグ新人王。21年に右膝の前十字靱帯を断裂する大ケガを負うも、23年には41本塁打・73盗塁の大活躍で満票MVPを受賞。ドジャース・大谷翔平投手(31)と並ぶ「ナ・リーグの顔」とも言えるスーパースターだ。
だが昨年5月、今度は左膝の同じ靱帯を断裂しシーズン絶望。一時は選手生命すら危ぶまれたが、長期のリハビリにさいなまれつつ奇跡的な回復を見せ、今年5月下旬に1年ぶりの復帰を果たした。同月23日(同24日)に本拠地で行われたパドレスとの復帰戦で第1打席にいきなり1号ソロを放つと、その後も好調を維持。現在までに打率3割2分4厘、11本塁打、20打点と驚異的なハイペースで好成績を残している。
8日(同9日)にはウエートトレ中に腰を痛め、今年の球宴出場が危ぶまれたが、1試合欠場後にすぐ復帰。地元アトランタで15日(同16日)に開催されるオールスターで、好敵手・大谷との競演が実現する見通しだ。
〝大谷のライバル〟に巻き起こった移籍騒動。主役はブレーブス残留を確実にし、球宴のスポットライトへ――。視線はすでに、7月の夜空を照らすスーパースター勢ぞろいの夢舞台に向けられている。











