東京女子プロレスの長谷川美子(38)が、8日の新宿FACE大会で5年9か月のプロレス人生にピリオドを打った。
3月に現役引退を発表。この日をもって同団体から卒業し、リングから離れる。引退試合の3日前に迫った横浜大会で長谷川は、レフェリーさえいれば24時間、いつでも、どこでも、誰とでもタイトル戦が組まれるアイアンマン王座を奪取。引退試合は同王座をかけ、時間無制限3本勝負の1対27ハンディキャップマッチが行われた。
所属選手全員と最後の時間を共有していた1本目で長谷川は、いつの間にかリングに現れた甲田哲也代表に辰巳と猛攻を加え3カウントを奪った。
唇から血を流しながら疲労困ぱいの状態で迎えた2本目では健闘の末、鈴芽に敗れアイアンマン王座から陥落。すると、3本目のゴングを待たずして渡辺未詩が王座を戴冠し、すぐに王座は瑞希の手に渡った。
3本目では中島と一騎打ちの状態でゴング。渾身のエルボーを見舞ったが、無人在来線固めでつかまると執拗に絞り上げられた。だが、ロープに手を伸ばし難を逃れた長谷川は、トップコーナーからダイビングダブルニーアタックを炸裂させ会場を沸かせた。だが、その後中島に超強烈なエルボーを見舞われ抱きしめられると、ダブルアーム式DDTを決められ戦士喪失。最後は中島のダイビングセントーンをくらい3カウントを献上した。
長谷川は2019年11月に32歳でアクトレスガールズからプロレスデビュー。2021年1月に頚椎椎間板ヘルニア、首の圧迫骨折により欠場し、同年12月に同団体を卒業した。22年8月にガンバレ☆プロレス所属として再デビュー。昨年3月に退団後、フリーを経て昨年9月から東京女子プロレスに参戦していた。
試合後には引退セレモニーが行われ、アクトレスガールズ時代の仲間やデビュー戦で胸を借りた先輩であるアイスリボンの藤本つかさ、親交のあったお笑いコンビ「くりぃむしちゅー」の有田哲平、ザキヤマことお笑いコンビ・アンタッチャブルの山崎弘也から花束を贈呈された。
長谷川は「2019年にデビューして約6年弱。首を骨折したり様々なことがありましたが、今こうしてリングに立てていることに感謝します。ベルトは取られちゃったけど、もっともっと大切なものを東京女子プロレスでもらいました。これからは一ファンとして東京女子プロレスを応援するので、また皆さんと会場で会いましょう」と呼びかけ、10カウントゴングを聞いた。
バックステージに現れると「本当にたくさんの人に支えられた最高のプロレス人生を送れました。最後に全員の気持ちとぶつかり合えたので、悔いはないです」と語った。今後については「何しましょう? 明日、今日のことを振り返って余韻に浸っていたら今後の人生どうしようかなみたいな焦りが出てきそう。でもここでたくさん試合して諦めないことの大切さを学んだので、今後も何か新たに挑戦したいことが次々と出てくるんじゃないかなと思って楽しみです」と笑顔を見せた。












