陸上女子で五輪2大会連続代表の田中希実(ニューバランス)は〝応援の力〟を実感している。

 4~6日の日本選手権で1500&5000メートルを制し、世界選手権(9月、東京)代表の内定。7日に都内で行われた代表発表会見では「安堵感があるのが正直な気持ち。うれしい気持ちもあるけど、改めて世界陸上に向かっていける。世界陸上に向けてしっかり2種目で勝負できるように頑張りたい」と力強く語った。

 昨年のパリ五輪は2種目ともに予選敗退だった。悔しさを味わった一方で「地元のフランスの選手たちへの声援がすごかった。こっちが聞いていて怖くなってくるぐらい地鳴りのような声援だった。それは勢いというか、背中を後押ししてくれるものだなと肌で感じた」。世界選手権は自国開催での一戦であることから「たくさん観客がいる国立競技場で日本選手権を走ってみて、世界陸上で国立競技場を走れるのはすごく強みになると感じた」とメリットを指摘した。

 とはいえ、パフォーマンスの向上も必須となる。「高地トレーニングを中心にじっくり海外の方でトレーニングをしつつ、ダイヤモンドリーグだったりのレースに出たりしながら、実戦と合宿の両面で自力の底上げをしていきたい。いよいよ本腰を入れてトレーニングという気持ち」と田中。パリのリベンジは必ず世界選手権で晴らす。