ノアの稲村愛輝(32)がオバ・フェミ(27)の持つNXT王座に12日(日本時間13日)のアトランタ大会で挑戦することが決定し、〝ノア魂〟を込めたチョップでの王者打倒を誓った。

 昨年の12月から渡米し、NXTマットに上がっている稲村は、2日のオーランド大会での次期挑戦者決定戦に勝利し、今回の王座戦への切符をつかんだ。5日、ズームでの合同インタビューで稲村は「ここを目標にして頑張ってはいたが、正直自分の中でも驚いている」とタッグが主戦場の中で、シングル王座挑戦が決まったことへの素直な気持ちを明かした。

 NXTに来る前から一番対戦したい相手だったという王者・オバの印象については「デカいですね。NXTでしっかりとした地位を築いている相手なので、そこを打ち負かしていきたい」と語り、ベルト奪取へ力を込めた。

 また、稲村は米国のマットでもノアで培った経験が生きていると口にした。「スクワットの回数とか、プッシュアップであったりとか、持久力的な部分では(他の選手に)負けない部分がある。あとなんといっても、ノアでやった受け身はすごく生きてますね」と、方舟でプロレスの基礎を固めたことが、大きな武器になっているようだ。

 大柄な選手とも渡り合うために、NXTで多用するようになったチョップに関しても「散々ノアで受けてきたチョップの痛みを、自分の手に宿して相手に伝えたい」と、小橋健太、潮崎豪から歴史とともに受け継いだ〝方舟の剛腕〟のポテンシャルを今回の王座戦でもいかんなく発揮する気構えを見せた。

 ベルト奪取となれば2017年1月にNXT王座を陥落した中邑真輔以来8年ぶりの快挙となる。「ノアで育った自分の実力が世界に通用しているところを見せたい」と意気込んだ稲村の腕には〝緑色の魂〟が宿っている。