阪神・佐藤輝明内野手(26)が1日の巨人戦(甲子園)で快音を響かせた。決勝点となる適時打を放つなど2―1の勝利に貢献。首位のチームも3連勝を飾り、2位・広島との差を4ゲームに広げた。
この日、虎の背番号8は試合前にチームOBのランディ・バース氏(71)から激励を受け、見事に結果を残した。初回で巡ってきた第1打席は近本の安打、中野の犠打などで二死二塁のチャンス。ここで相手先発・西館の内角カットボールを「うまく打てました」と言うように巧みな技術で詰まらせ、右翼線フェアゾーンに打球を運んだ。この一打でチームも幸先よく1点を先制した。
試合前、佐藤輝は球団創立90周年を記念した「タイガース レジェンズデー」で来日した三冠王2度のレジェンド・バース氏と対面。甲子園での「バックスクリーン3連発」をテーマにしたスイングセレモニーで、岡田彰布オーナー付顧問(67)、掛布雅之OB会長(70)とともに参加した同氏とツーショットに収まった。
バース氏以来39年ぶりとなる阪神からの本塁打王に決意を新たにした。年齢は45歳も離れているが、タテジマで左の長距離砲であることは共通点。しかも誕生日が3月13日であることも一致し、一気に意気投合した。
バース氏が「彼とは誕生日も一緒だし、ナイスガイだね。広角に打って、強い打球を左翼方向に打てばホームラン王にもなれる。今後の活躍が楽しみ」と激励すれば、佐藤輝も納得。「その通りだと思うんで、広角に打てればと思います」と述べ、本塁打王へのイメージを明確にしたようだ。
1986年に32歳でシーズン最多の47本塁打をマークし、2年連続でタイトルを獲得したバース氏は「反復練習で打球が切れずに(左翼)スタンドに届くようになる。彼は26歳と若いので、マスターする時間は十分にある」と助言を送った。
当時の並木打撃コーチにバース氏が伝授された技術が現代の虎に受け継がれ、虎に新たな本塁打王が誕生する日が待ち遠しい。












