ドジャースの大谷翔平投手(30)は6月28日(日本時間29日)に敵地カンザスシティーでのロイヤルズ戦で復帰後3度目の先発登板し、2回を投げ、1安打無失点、1三振1四球だった。4番パスクアンティノの3球目に自己メジャー最速の101.7マイル(約163.7キロ)を記録。リハビリ登板とは思えない投球をピッチングニンジャの異名で知られるMLB公認投球アナリストのロブ・フリードマン氏に解析してもらった。

「自分的に一番印象に残ったのはファストボールの球速とストライクゾーンへの制球力。リハビリ登板でいきなり101.7マイル出すなんて、クレイジーなこと。パスクワッチ(パスクアンティノ)が気の毒だったよ」

 大谷は初回に復帰後初四球をガルシアに与えたが、2回は13球中ボールはわずか1球だけ。全27球でストライク20球でストライク率74.1%だった。初登板はストライク率57.1%(28球中同16球)、2戦目は66.7%(18球中同12球)と向上している。

「あと、球速が上がってるのにストライク率が約75%というのもすごい。(トミー・ジョン手術後の)制球力は最後に戻ってくるケースが多いと以前話したと思う」

 ロイヤルズ戦では2回にカグリオンから空振り三振を奪った縦スラは最大落差38インチ(約96・5センチ)の魔球だった。フリードマン氏は自身のX(旧ツイッター)で「Filthy Slider(汚いスライダー)」と紹介したが、「一番意外だったのは、スプリットを全く投げなかったことかな」と振り返る。

 投手大谷については「投げてるときの彼は、本当にでっかい子供みたいでいい。それと、ボビー・ウィットに打たれたことをちゃんと褒めていたことにも好感が持てた」と評した。次回登板は何で驚かせてくれるのか。楽しみだ。