パドレスの主砲マニー・マチャド内野手(32)が〝クレバー〟なプレーでチームを勝利に導いた。

 パドレスは28日(日本時間29日)、敵地でレッズと対戦。「2番・三塁」で出場したマチャドが5回の守備で頭脳プレーを披露した。

 パドレス2点ビハインドの5回、レッズは先頭の昨季ナ・リーグ盗塁王のデラクルーズが四球で出塁。続くスティアが三飛を打ち上げるとマチャドは余裕の捕球態勢からあえて取らずにバウンドさせ、二塁へ送球した。

 昨季両リーグトップとなる67盗塁で、今季も22盗塁をマークする俊足を難なく封じた。この回、1点を失ったもののパドレスは終盤の集中打で6―4で逆転勝利。マチャドは2安打を放ち同地区首位のドジャースを6ゲーム差の2位で追撃している。

 米老舗スポーツ誌「スポーツイラストレイテッド」は「マチャドがレッズ戦の試合中に一部の野球ファンをだました」「マチャドにとって戦略的な判断だった」とうなずいた。

 通算355本塁打でパドレスの〝顔〟であるマチャドは大谷翔平の所属するドジャースとの戦いでは、ロバーツ監督にボールを投げつけるなど数多くの〝武勇伝〟を誇る。同僚タティスへの死球により乱闘騒動となった19日の試合後には「ロウソクをともしてタティスの無事を祈れ」と〝挑発〟するなど熱くなった。

 ヤンチャで知られるマチャドも状況判断はやはり一流。今後もワールドシリーズ2連覇を目指す大谷のライバルとして立ちふさがりそうだ。