ナ・リーグ西地区の首位を快走するドジャースが、今夏のトレード市場で大型補強に動く可能性が急浮上した。米スポーツ専門局「ESPN」が報じたところによれば、ドジャースはオリオールズの守護神フェリックス・バティスタ投手(30)をターゲットとして水面下で動き始めているという。

 バティスタはオールスター出場歴を持つ剛腕右腕。今季は25日(日本時間26日)現在で防御率2.60、16セーブをマークしており、リリーフ陣の強化を狙うドジャースにとって願ってもない存在だ。打線では大谷翔平投手(30)がけん引役として君臨する中、課題となっているブルペンの安定化がポストシーズン制覇への大きなカギとなる。

 同局敏腕記者のカイリー・マクダニエル氏とジェフ・パッサン氏のリポートによると「ドジャースは適材適所の見極めを図り、そのためならば若手有望株の放出も惜しまない最もドラスチックな球団」という。そうした観点から考えれば、世界一連覇を狙うドジャースの「頭脳役」としてらつ腕を振るうアンドリュー・フリードマン編成本部長(48)が、本気でバティスタ獲得に動く可能性は高い。実現すれば、タナー・スコット投手(30)との左右ダブルストッパー構想も現実味を帯び、勝ちパターンの投手運用は大きく自由度を増す。

 同記事では、バティスタの移籍先候補としてドジャースのほか、フィリーズ、タイガース、ブレーブス、ダイヤモンドバックス、レンジャーズなども挙げられているが、戦力と資金力、そして何よりも本気度で抜けているのはドジャースとの見方が強いと指摘している。

 現在はオリオールズの不振もあってバティスタの評価が表面化しにくい状況だが、7月31日(日本時間8月1日)のトレード期限が近づくにつれ、争奪戦は激化する見通しだ。果たしてドジャースは、二刀流の本格復帰を果たそうとしている大谷とともに〝鉄壁の投手陣〟を築き上げるのか――。