米国・AEWの「AEW DYNAMITE」(ワシントン州シアトル)が25日(日本時間26日)に放送され、飯伏幸太(43)が約1年7か月ぶりの米メジャー団体復帰戦で快勝。AEWコンチネンタル王者オカダ・カズチカ(37)と約3年8か月ぶりの再戦が電撃決定した。

 前回「COLLISION」では、ビッグイベント「ALL IN」(7月12日=日本時間13日、テキサス州アーリントン)でオカダと2冠統一戦で激突するインターナショナル王者ケニー・オメガの「友人」として登場し、オカダと激しい殴り合いを繰り広げた。

 AEWマットで前回出場したのは2023年11月。この際には8人タッグ戦でケニーとチームを組み「ドン・キャリス・ファミリー」と激突したが、復帰戦の相手も同じキャリス一家で新日本プロレスでも活躍したトレント・バレッタだ。バレッタは「ロッポンギヴァイス」の相棒ロッキー・ロメロをセコンドに就けてきたが、飯伏は鮮やかなドロップキックを叩き込み先制する。

トレント・バレッタにその場飛びムーンサルトプレスを放つ飯伏幸太 ©All Elite Wrestling
トレント・バレッタにその場飛びムーンサルトプレスを放つ飯伏幸太 ©All Elite Wrestling

 ところがバレッタのスライディングキックを浴びて、場外に転落。場外ではレフェリーの死角を突いたロメロに襲われた。バレッタにペースを奪われるもカウンターのパワースラムで逆転。キックの連打からその場飛びムーンサルトプレスを決めてみせた。バレッタからランニングニー、パイルドライバー、ドラゴンスープレックスをくらっても、すぐさま高速のドラゴンスープレックスを放って流れを渡さない。

 シアトルの観衆から「イブシ!イブシ!」のチャントが起きる中、カウンターのニーアタックから必殺のカミゴェをぶち込み、3カウントを奪った。〝ゴールデンスター〟が復活をアピールすると、コインが落ちる音が鳴って、オカダが姿を現した。試合直前にはジ・エリート(マシュー&ニコラス・ジャクソン)とバレッタにゲキを飛ばしていたが、盟友が返り討ちにされたとあっては黙っていられない。

 ベルトを肩にかけたまま飯伏と対峙。ゴールデンスターもにらみ合いに応じて頭を突きつけ合い、一気に緊迫した。観衆の「ホーリー・シット!(超スゲー!)」チャントを受け、飯伏は「かかってこい」のポーズを見せたが、オカダはこれをすかし、リングを下りた。

 中継ではこの瞬間、トニー・カーン社長が次週7月2日(日本時間3日)の「DYNAMITE」300回記念大会(カリフォルニア州オンタリオ)で、オカダvs飯伏の一戦を電撃決定したと発表した。2人の一騎打ちは21年10月の新日本「G1クライマックス」優勝決定戦(日本武道館)以来、実に3年8か月ぶり。同戦では飯伏が試合中に負傷し続行不可能のTKO負けとなったため、互いに不完全燃焼の決着となっていた。

 因縁の決着戦が、舞台を新日本マットからAEWに移して実現する。「ALL IN」でのオカダvsケニーの大一番を前に、世界のマット界が注目する再戦が行われることになった。