新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」Bブロック最終公式戦(6日、大阪)で、前年度覇者のオカダ・カズチカ(35)がタンガ・ロア(40)から6勝目を挙げ、ブロック1位通過を決めた。順当に決勝トーナメントに駒を進めたレインメーカーは、〝話題先行〟のAブロックを一刀両断。史上初の3連覇へ自信を深める一方で、「あの男」との再会も見据えている。

 勝てば1位通過が決まる状況で迎えた最終公式戦。タンガのタフネスに苦しめられながらも、変型エメラルドフロウジョンからレインメーカーを炸裂させ準々決勝(10日、船橋)へ駒を進めた。

 これでIWGP・USヘビー級王者ウィル・オスプレイら実力者がそろったBブロックを突破。開幕前は「令和闘魂三銃士」やノア・清宮海斗ら新世代が集結したAブロックに注目が集まっていたが、オカダは「Aより面白かったと思いますよ。面白い試合はBが中心だったんじゃないのかな」と振り返る。

 結果的に新世代戦士が全員敗退した事実を受け「やっぱり若いのは、まだまだだなって思っちゃったんじゃないですかね、お客さんも。最初の話題だけだったっていう。寂しいですよね。ASH DA HEROさんに申し訳ないですよ。『GIANT KILLING』(大会テーマ曲)、1個もないじゃないですか」と斬り捨てた。

 今大会から採用された20分1本勝負への対応に苦しむ時期もあったが、決勝トーナメントは時間無制限1本勝負になる。「選手もそうですし、見る側としても『やっとG1だな』って思う戦いが来るんじゃないかなと。お待たせしちゃって申し訳ないですけど。今までいろいろなものに抑えつけられていたというか、とらわれていたというか。それは僕だけじゃなく、みんなそうだと思うし」と〝リミッター解除〟へ自信をのぞかせる。

 そんなオカダにとって朗報だったのが、4日のGLEAT両国大会で飯伏幸太(41)が日本マットに復帰したことだ。2021年10月のG1優勝決定戦で当時3連覇がかかっていた飯伏が負傷し、オカダはレフェリーストップという双方にとって不本意な形でG1制覇を果たした。

「何か関係してるのかなと思いますね。あれから僕の3連覇の道が始まって、このタイミングで飯伏さんが復帰して」と感慨深げな表情を浮かべつつ「『良かったな』っていうのが一番です。またケガなく飯伏さんらしいプロレスをやってもらえたらと思いますし、またどこかで戦いたいなと。もちろんあの続きはやりたいし。どこかでできたらいいなと思います」。復帰を祝福すると同時に将来的な再戦にも意欲を見せた。

 史上初の3連覇へ死角は見当たらない。最年少優勝記録保持者が、祭典の歴史に新たな1ページを刻み込む。