新日本プロレスの特別興行「デス・ペイン・インビタショナル」(24日、後楽園)で、葛西純(50)がIWGPジュニアヘビー級王者のエル・デスペラードとの大流血戦に敗れ、ジュニア最高峰ベルト取りはならなかった。

 数々の激闘を繰り広げ、互いにリスペクトを公言している両雄のラストシングルマッチは「蛍光灯&ガラスボード+αデスマッチ」として行われた。葛西はバラを添えた蛍光灯ボード、デスペラードは有刺鉄線ボードを持参して入場。蛍光灯とガラスボードが設置されたリング上で対峙した。

 葛西は特大ラダーからのパールハーバースプラッシュ・オン・蛍光灯を決めるなど怒とうの猛攻を見せたが、最後は垂直落下式リバースタイガードライバーからのピンチェ・ロコで敗北を喫した。試合後は「お前と出会えたから、今日ここまで来れました。お前にはよ、いい意味で人生狂わされちまったよ」と感謝を口にすると「最初で最後の俺っちのワガママ聞いてもらっていいか?」と断りを入れて〝ラストシングルマッチ〟を撤回。「デス・ペイン・インビ2」と題された2035年大会の招待状を手渡し、10年後の再戦を約束した。

 敗れてなおデスマッチのカリスマの真骨頂を見せつけた葛西は「お前ら見たか。アンダーグラウンドで27年やってきた葛西純が、業界のトップ大手、新日本プロレスの後楽園ホール大会のメインイベントでIWGPジュニアに挑戦したぞ。俺っちが20代のころ、30代のころに挑戦させろって言ったって、相手にもされなかったろうよ。それがどうだ。今年で51歳になるっていうこのおっさんが、見事にIWGPジュニアのベルトに挑戦したんだぞ」と豪語。

「しかもデスマッチでな。新日本プロレスの歴史をも狂わせたぞ。これがどういうことかわかるか? 人間は年齢なんかじゃねえ、年齢なんて関係ねえ。俺っちにとってのデスぺ氏。いわゆる『尊敬と嫉妬心を持てる人間』がいれば、年齢なんて関係ねえ、レベルアップできるんだよ」と胸を張った。

 10年後の再戦を約束したデスペラードには「それまで明日からを生き続けて、お互いもっと強くなって、10年後、後楽園ホールで会おうや」とメッセージ。「年齢を言い訳にしてる奴、葛西純を見ろ。葛西純の背中を見ろ。この背中について来い!」と力強い言葉を残して聖地・後楽園を後にした。