ドジャース・大谷翔平投手(30)と並ぶ、もう一人の「主役」が脚光を浴びている。その名はマーク・ウォルター氏(65)だ。MLB史上最高額の契約で2023年オフに大谷を口説き落としたドジャースの筆頭オーナー兼会長が、今度はNBAの名門ロサンゼルス・レイカーズの経営権を、過去最高額となる100億ドル(約1兆4500億円)で買収するという衝撃ニュースが、ロサンゼルスを駆け巡っている。
米スポーツ専門局「ESPN」など複数のメディアは連日にわたり、米4大プロスポーツ界で発生しようとしているメガM&Aの動きをクローズアップ。その中で米メディア「トータルプロ・スポーツ」は、ウォルター氏の人物像と秘められた野望について焦点を当てている。
ウォルター氏は2021年にもレイカーズの株式27%を取得していたが、今回の買収計画がこのまま順調に進んで優先購入権を行使すれば、悲願の筆頭オーナーに就任する運びとなる。これによって、数十年続いた〝バス家時代〟に終止符が打たれることになる。
多角経営企業「TWGグローバル」のCEO兼会長であり、運用資産3000億ドル(約43兆5735億円)超を誇る金融大手「グッゲンハイム・パートナーズ」の創業者。米経済紙「フォーブス」の推定によれば純資産は61億ドル(約8800億円)、米ブルームバーグ通信では124億ドル(約1兆8007億8000万円)に達するとされる。
すでにドジャース、WNBA(米女子バスケットボール)のスパークス、F1チームなど数々のプロスポーツに出資しており、「買えないスポーツはない」ともささやされる存在だ。
その財力と影響力の前に、SNSや地元のロサンゼルス市民からはウォルター氏に対し「もうMLB全体を買えるのでは」との指摘も飛び交っている。さらには一部から「トランプ大統領に代わり、次期大統領候補になれるのではないか」といった声まで出始めているという。
実際、ウォルター氏は気候変動対策や山火事復興を支援する1億ドル規模の「LAライゼス」プロジェクトを2025年に立ち上げるなど、社会貢献にも積極的だ。
ドジャースの「7億ドル男」大谷と、レイカーズに所属する「キング」レブロン・ジェームズ(40)、そして「NBAのサムライ」こと八村塁(27)を間接的に支配下選手に置く超大富豪――。スポーツ界の権力地図すら書き換えかねないウォルター帝国の〝次の一手〟に、今後も注目が集まりそうだ。











