開幕から快進撃を見せていたヤンキースとメッツの〝NY2大球団〟が、ここへきて急降下の気配を漂わせている。米経済誌「フォーブス」はMLBの人気2球団の不振ぶりを異例の形で取り上げて特集し、ファンに警鐘を鳴らした。
5月末までに両軍合わせて71勝44敗と圧巻のスタートを切った。そうした流れの中、NBAのニューヨーク・ニックスが25年ぶりのイースタン・カンファレンス・ファイナル進出を果たしたものの、プレーオフで敗退。これによってニューヨーク市民の注目がMLBへと再び集まったが、ヤンキースとメッツは6月以降、合わせて20勝22敗と急失速している。
23日(日本時間24日)もヤンキースは敵地でレッズに1―6で完敗。メッツも本拠地でブレーブスに2―3と接戦を落とした。
特にメッツは13日(同14日)以降、7連敗を含む直近10試合で1勝9敗と大苦戦。5月には一時2位に8ゲーム差をつけて首位を独走していたが、23日現在は首位フィリーズに1ゲーム差を追う2位に転落している。千賀滉大投手(32)の離脱も重なり、先発ローテ再編を余儀なくされ、ブルペンの厚さも限界を迎えつつあるようだ。
一方、ヤンキースも13日から6連敗を喫するなど、直近11試合で3勝8敗と不振が目立つ。得点圏打率の低下に加え、アーロン・ジャッジ外野手(32)の25打数2安打、フアン・ソト外野手(26)と重なるフランシスコ・リンドーア内野手(31)の不調などが追い打ちとなり、打率やOPSは軒並み下落。シーズン序盤の独走は影を潜め、2位レイズに2.5ゲーム差、3位ブルージェイズにも4ゲーム差と混戦模様を生み出している。
フォーブスは「まだ両チームとも序盤の貯金があるが、これ以上の不振が続けば一気に崩れる可能性がある」と指摘。幸いにも、今のところ球団主力の大トレードなど大きな混乱は回避しているとしつつ、「夏のトレード期限までに課題を克服できるかが命運を分ける」と結んでいる。
ニューヨークの夏に、重苦しい空気が漂い始めた。












