ア・リーグ本塁打争いでトップ独走のマリナーズのカル・ローリー捕手(28)のバットが止まらない。23日(日本時間24日)のツインズ戦の9回、右打席から飛距離113メートルの豪快な一撃を高々と左翼席に運んだ。4試合連続となる32号2ランでチームを11―2と大勝に導いた。

 ここ4戦で5発と驚きの量産態勢に入り、ライバルのヤンキース・ジャッジに4本差をつけ、68打点でトップを独走。この先はサルバドール・ペレス(ロイヤルズ)の持つ捕手のシーズン最多記録48本の更新はもちろん、バリー・ボンズ(ジャイアンツ)の持つオールスター前の記録39本の更新も残り19試合で挑戦することになる。

 MVPレースでは本命視されているジャッジを揺るがす存在となってきた。同僚のロドリゲスは地元メディア「シアトルタイムス」を通じて「捕手なのに素晴らしい。今のところあれだけインパクトを与えている選手は他にいない。間違いなくMVP獲得に初挑戦できる」と太鼓判を押し「BVMスポーツ」は「ジャッジは最有力候補に君臨しているが、少しでも調子を崩せばローリーにスポットライトを奪われる可能性がある」と伝えている。

 また「FANSIDED」も「ローリーが受賞にふさわしい実力を見せている。近年のMLBのシーズン序盤に捕手がこれほど多くの本塁打を打つのは非常に珍しい。2021年に48本塁打のペレスもMVPには届かなかったが、ローリーはペレスの記録を比較的楽に破り、68本ペースとなっている」と歴史的快挙の可能性を伝えた。