いい形でリーグ戦に臨めるのだが…。日本ハムは22日の中日戦(バンテリン)に1―4で敗れ、2007年以来となる交流戦優勝を逃した。新庄剛志監督(53)が掲げた「11勝7敗」は見事なまでに的中する結果となった一方、思わぬ〝誤算〟もあったようで――。
この日の一戦に勝利すれば、ソフトバンクの結果次第で18年ぶりの優勝。だが、先発した金村が4回4失点の乱調で降板を余儀なくされ、打線も不発に終わり、逆転Vの望みを絶たれた。
それでも、今年の交流戦は貯金4。交流戦開幕前に新庄監督が「11勝7敗ぐらいでいけたら交流戦後も乗っていける」と語っていた〝公約〟を見事に実現。しかも、最後の4カードにすべて勝ち越したとあって、指揮官も「十分じゃないですか」と満足げだった。27日の西武戦(ベルーナ)から再開するリーグ戦に向けて、申し分ない戦いだったことは間違いない。
ただ、チームと指揮官にとって唯一といえる〝誤算〟もあった。それがパ・リーグのライバル球団とゲーム差をまるで広げられなかったことだ。
リーグ首位を走っていたチームが交流戦に入った時点で、2位・オリックス、西武とは「2・5差」の僅差だった。そこで新庄監督は交流戦の目標をあえて高めの「11勝7敗」に設定。普段は戦わない相手との対戦に多くの球団が勝率5割を一定のラインとする中、指揮官は交流戦期間中にパ球団を突き放すことを画策していた。
ところが、自軍をはじめとするパ球団がそろってセ球団を圧倒。パの全6球団が勝率5割以上を確定させ、セの全6球団の7位以下が確定した。これでは差を広げられず、2位・オリックスとは結局、2・5差のまま。それどころか貯金7を稼いで優勝したソフトバンクに3差まで迫られた。悲願のリーグ優勝を狙うチームにとって、ライバル球団の動向は気になるところだろう。
新庄監督は「(パ球団が)一緒というレベルで戦っているので。またこれが面白いというかね。やってる選手も多分、負けたら悔しいという気持ちがさらに強くなると思うから。まあ、でも(リーグ戦再開後も自軍が)抜け出せないでしょう。まだこういう感じが続くと思いますよ。ただ(選手が)若い分、ちょっと有利かな。ウチが体力的な問題でね」と前だけを見据えていたが…。
成長が止まらない若手主体のチームをつくり上げてきた指揮官。ライバルの追随は想定外だったとはいえ、若さで吹き飛ばせると踏んでいるのかもしれない。












