ソフトバンクは18日の広島戦(マツダ)で救援陣が誤算となり、4―8で逆転負け。4回終了時点で4点差をつけていたが、2点リードの6回に3番手・尾形がファビアンに痛恨のグランドスラムを被弾した。

 劣勢となった中、5番手で7回から登板したロベルト・オスナ投手(30)は1イニングで2失点。守護神から配置転換されて以降、3戦目の登板機会は今季初めてビハインドの展開だった。四球と安打から一死二、三塁のピンチを背負うと矢野にチェンジアップを右翼に運ばれて2点を失った。

 防御率4・32と本来とはかけ離れた成績で、クローザー復帰への〝条件〟として倉野投手コーチが掲げていたのは「安定感」だった。「9回は失敗できないポジション。波が大きいとどうしても(難しい)。そこは安定するというのが一つの条件」。今季25登板で失点したのは6試合。そのうち4試合で複数失点を記録しており、不調の波から抜け出せていないのが現状だ。

 前回登板した15日のDeNA戦(みずほペイペイ)では完璧な投球内容で三者凡退に封じ込め、復調の兆しを見せた。しかし、この日はまたしても暗転。チーム内からは「安定感」の指標として「真っすぐがバロメーターだ」との声が上がり、球団関係者の一人は「見ていて『何か違うな』という日はある。真っすぐのスピード、質が一つの基準であることは違いない」と語った。

 シーズンは長丁場で好不調の波や、コンディション面でも浮き沈みはある。そうした中でも最大限のパフォーマンスを発揮することが求められる。うなりを上げる剛球をコンスタントに投げられるのか。リーグ連覇に向けてオスナの復調は不可欠だ。