ドジャース・大谷翔平投手(30)が16日(日本時間17日)、本拠地で行われたパドレス戦に「1番・投手兼DH」で先発出場し、633日ぶりとなる二刀流復活でファンを魅了した。

 1球ごとに大歓声が上がる異様なボルテージの中、大谷は1イニングを2安打1失点。打者としては2安打2打点の活躍で打率も3割に戻し、6―3の勝利に貢献した。投打でプレーする本来の姿をドジャースで初めて披露した一方、今季の投球回はまだ1イニングとあって防御率は9・00。実はこの成績は同僚野手のキケことエンリケ・ヘルナンデス内野手(33)と奇跡的に全く同じだ。

今季4試合に登板しているエンリケ・ヘルナンデス内野手(ロイター=USA TODAY Sports)
今季4試合に登板しているエンリケ・ヘルナンデス内野手(ロイター=USA TODAY Sports)

 キケは大差がついた試合で今季はここまで4試合に登板。162試合のシーズンでリリーフ陣の負担を少しでも軽くするため、野手でありながら献身的に腕を振っている。こちらは計5イニングの7失点(自責5)で防御率9・00だ。

 そもそも、2人とも野手としてプレーしていたにもかかわらず「防御率」があること自体が珍しいが、図らずも数字まで一致…。米国のファンも「彼の防御率がキケと同じという事実を忘れないで」とSNSに投稿するなど一部で話題に上った。

 とはいえ、キケはキャリア通算で8試合に登板して防御率6・75。大谷は右ヒジを手術する2023年までのメジャー5シーズンで86試合、防御率3・01と圧巻の成績を収めてきた。それだけに米メディア「PHSN」は「大谷の実績を見ればすぐにでも逆転し、大復活を遂げるだろう」と予想している。