F1レッドブルの角田裕毅(25)が、15日(日本時間16日)に行われたカナダ・グランプリ(GP)決勝で発生した〝疑惑の裁定〟に不満を爆発させた。
角田はフリー走行3回目(FP3)で、赤旗による中断中に前を行くオスカー・ピアストリ(マクラーレン)が破損したパーツをまき散らしながら走行していたため、安全を考慮して追い抜いた。しかし規則では赤旗中は追い抜き禁止のため、セッション後に10グリッド降格という異例の厳罰が下り、角田は最後尾スタートに。これが大きく響いて、決勝では懸命に追い上げたものの12位どまりに終わった。
この不可解裁定が物議を醸す中で、決勝でおきた国際自動車連盟(FIA)による裁定がさらに波紋を広げた。
レース終了間際にセーフティカーが出動し、チェッカーフラッグ後も、セーフティカーのシグナルは表示されたままだった。だが、キミ・アントネッリ(メルセデス)、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)、シャルル・ルクレール(フェラーリ)、エステバン・オコン(ハース)、カルロス・サインツ(ウィリアムズ)、ピエール・ガスリー(アルピーヌ)、ランス・ストロール(アストンマーティン)の7選手が、チェッカーフラッグ後に前の車を追い越す事案が発生した。
当然、これは規定違反。角田の例と照らし合わせれば、タイムペナルティーや順位の降格などが予想されたが、なんといずれも警告止まり。レース結果には全く影響を及ぼさず、事実上お咎めなしというまさかの判断が下された。
角田はこの違反を把握した際に、チームの無線で「特に昨日、赤旗であのばかげたペナルティーを僕が受けたんだから、今回は彼らにペナルティーを与えるべきだ」と怒りが爆発。違反をしたドライバーは角田よりも上位が多かったこともあり「じゃあ、僕たちは5位になると思うよ!」と順位が昇格されるべきとの主張も展開した。
FIAによる不可解な判断の連続は〝疑惑の裁定〟と海外などでは物議を醸しており、今後大きな議論を呼びそうだ。












