元テレビ朝日社員でコメンテーターの玉川徹氏が16日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜、午前8時)に出演。石破茂首相が現金給付を参院選の公約に掲げたことに「石破さんの話を信用して聞けないじゃないですか」と苦言を呈した。
番組では石破首相が13日に夏の参院選で国民一人当たり2万円の現金給付を行うことを自民党の公約に掲げると表明したことを特集した。石破総理は11日に「政府として、いまご指摘になりました給付金について現在、検討している事実はございません」、12日も「政府として新たな給付金を検討してる事実はございません」と繰り返してきた。ただ、その翌日には自民党の公約として給付を行うことを認めた。
玉川氏は「2日前に、政府として検討したことはございませんって言ってんですよね」としたうえで「政府として全く検討しないのを2日後に発表できるわけないじゃないですか。それは財務省だって、いろいろ試算とかしなきゃいけないのに、それは政府としてやらないで、2日後に発表できるわけないでしょうって」と話す。
党首討論では国民民主党の玉木雄一郎代表から「税収の上振れ分を国民に還元する状況にないんですよね」と聞かれたときに石破首相は「そんな状況じゃないと還元できるような状況じゃないと言った2日後に還元するって言ってんですよ」。この発言に「ウソとかウソじゃないじゃなくて、信用できなくなると思うんですよ。言葉を。何のために党首討論やってるんですかと。少なくとも党首討論は、ちゃんと自分の言葉で、国民にちゃんと信頼できることを言っているんだっていう前提で聞かなかったら、もう石破さんの話を信用して聞けないじゃないですか」と力説する。
玉木氏は「こういうことをやっちゃダメですよ政治家が。自らが、政治家が言ってる、総理が言ってることは信用できませんって、公に言っちゃってるようなもんだからうん。こういうことをやっちゃダメですよ」と厳しく指摘。「党首討論をやるんであれば、そういうのを考えているんだったら、考えているって言わなきゃいけないしね。じゃないと私たちは何もあなたの言ってることを信じられませんよってなっちゃうんだから、と僕は思いますけどね」と語った。
この玉木氏の主張に番組に出演したテレビ朝日政治部で官邸キャップの千々岩森生氏は「玉川さんのおっしゃる通り」としたものの、政府の政策は外交などのことも含めて「決まるまで言えないという部分も確かにある」という。「検討してると言った瞬間にブワーって走りますから。そこを止めたいがために、党としては、散々検討してるんだけども、政府としては、という相当無理筋な説明をしている」とした。
ただ、この千々岩氏の発言にも玉川氏は「政治部たちがそれを認めちゃダメなんだよ。政治部だって国民の一人なんでしょ。政局的には、そういうんだっていうもんだって、あなたちが言っちゃったら、信用できないということをメディアが認めることになっちゃうじゃないですか。それじゃダメだと思うよ」と苦言を呈した。












