今夏行われる参院選挙に出馬表明している元明石市長で弁護士の泉房穂氏が15日、兵庫・元町・泉房穂選挙事務所で行われた事務所開きに出席後、自身のYouTubeチャンネル「泉房穂の情熱チャンネル」の公開収録を行った。

 この日の午後5時半、シャツが肌に貼りつくような、じっとりとした空気につつまれた神戸元町商店街に、泉氏のひときわ明るい声が響き渡った。SNSが苦手だとし、何度も失敗と調整を繰り返したという泉氏の動画配信の記念すべき1回目が始まった。

 ガラス張りの居抜き店舗の特長を生かして作られた「泉房穂の情熱ライブスタジオ」の前には、配信前から人だかりができ、軽快なトークに道行く通行人も足を止めた。

 公開収録を母親と一緒に見ていた小学生男子の「お菓子の税金を下げてほしい」という嘆願に「子供が食べるようなおかしから税金を取らなくていい」と持論を述べ、さらに「一部の国は、普通のお菓子は税金なしだけど、超高級お菓子は消費税取ってる所もあります。やり方はいろいろあります」と解説し、子供から「ありがとうございました」とお礼を言われた。

 続けて集まった人々に「〇×」が書かれたうちわが配られ、泉氏がYouTubeの視聴者や公開収録に集まった人々に向け、石破首相が夏の参院選の自民党の公約に国民1人あたり2万円の給付を盛り込むと表明したことについて、現金給付賛成か、否か「〇×」で答えてほしいと問いかけると全員が「×(現金給付はダメ、減税してほしい)」をあげた。

 それを見た泉氏は「質問の仕方が悪かった」と反省するも「選挙直前にいきなり現金を渡すなんてのは、政治なのか。それって誰のため、それって選挙のためってミエミエですやん。国民がホッとできる、安心できるって考えんと。私は同じお金を使うんだったら、減税とか違う方法がいい。期間限定の時限措置であっても、まずやってみて、状況をみながら延長という方法もある」と述べた。

 終了後、居合わせた泉氏の妻が選挙スタッフに向け「後ろから尻を蹴り上げたくなる時があると思いますが、実力行使せず、私に連絡してください。よく言って聞かせます」とスピーチすると、泉氏はバツが悪そうな顔をしながらも、笑い声をあげていた。