ナ・リーグ中地区で首位を走るカブスが、真夏のトレード戦線で主役となりそうだ。MLB公式サイトは11日(日本時間12日)、カブスが7月31日(同8月1日)のトレード期限までに投手陣の補強に向けて本格的に動き出すと報道。球団運営部長のジェド・ホイヤー氏(51)が「この1か月半で何が起きるかは分からないが、現時点でわれわれの補強ポイントは投手。これは明らかだ」と明言したという。
打線はWRC(打者が創出した得点数を表す指標)+119、OPS(出塁率+長打率).775といずれもリーグ上位。11日(日本時間12日)現在でナ・リーグ2位の56打点をたたき出している鈴木誠也外野手(30)に象徴されるように持ち味の強力打線がけん引する形で、チームは同地区2位のカージナルスに5ゲーム差をつけている。
しかしながら今季ここまでの快進撃を支えてきた今永昇太投手(31)、ジャスティン・スティール投手(29)の両左腕が負傷離脱中。今永は左ハムストリングの故障から今月末の復帰が見込まれているとはいえ、スティールは今季絶望とみられており、投手陣の戦力補強は喫緊の課題となっている。
すでにカブスの球団内では複数のターゲットが浮上しているとみられ、前出のMLB公式サイトはマーリンズの右腕で元サイ・ヤング賞右腕のサンディ・アルカンタラ投手(29)をはじめ、オリオールズのザック・エフリン投手(31)、ダイヤモンドバックスのザック・ガレン投手(29)、エンゼルスのタイラー・アンダーソン投手(35)、ブルージェイズのクリス・バシット投手(36)らの名前が挙がっていると指摘している。
補強に動くカブスにとって投手陣の強化は「Vロード」への布石。今永が復帰すれば優勝争いに拍車がかかる一方、補強対象の実力者が加わることでポストシーズンでの戦い方にも大きな選択肢が生まれる。
2016年以来の世界一奪還へ――。カブスが、再びMLBの頂点に名乗りを上げようとしている。












