F1レッドブルの角田裕毅(25)に対して、同チームの重鎮ヘルムート・マルコ博士が苦戦の〝戦犯〟に指名した。
角田は4月の日本グランプリ(GP)で緊急昇格後、なかなか結果を出せず更迭論が高まっている。そうした中で、国際展開するモータースポーツ専門メディア「F1i」は「マルコ、レッドブルが2025年のタイトルを『諦めた』のは角田のせいだと非難」と題して、重鎮が角田を厳しく評した様子を伝えた。
同メディアは、オーストリア紙「スピードウィーク」によるインタビューをもとに、マルコ博士の見解を報じた。
「コンストラクターズタイトル(製造者部門)では、総合優勝はすでに諦めた。もうチャンスはない」とマルコ博士は〝白旗〟。その理由について「もちろん、これはセカンドドライバーのせいでもある。角田裕毅はまだゆっくりとしか調子を上げていないのでね…」とズバリ角田がタイトル奪還を困難にさせたと厳しく追及した。
「角田は直近の3戦でポイントを1ポイントしか獲得できていないが、これは明らかに満足できるものではない」と指摘。「残念ながら、イモラでのクラッシュで新しいアンダーボディーとその他の新しいパーツを破壊してしまったため、現在はマックス(フェルスタッペン)と同じセットアップで走っていない」と苦しい状況を説明した。
ただ、マシンの問題だけではないとマルコ博士は強調する。「しかし、それが決定的な要因ではない。深刻なのは、ユウキがフリープラクティスではコンマ1秒だけ遅れていることが多いのに、予選になるとその差が広がることなんだ。するとプレッシャーがかかり、彼はプレッシャーに苦しむんだ。マックスのようにすぐに適応できないんだよ」と角田の実力不足を口にした。
それでも、現時点ではシーズン中の角田解任には消極的。「ユウキに関しては、マシンはまだそれほど完成度が高くなく、トラブルを抱えている。もちろん、後方にいるときはいろいろと試す必要があるので、常に何らかの調整作業が必要になる。彼にはもっと時間が必要だが、必ずやその時間は得られるだろう。シーズン終了までマシンに乗っていられると期待している」と今季中はチャンスを与える方針を改めて示した。
とはいえ、一寸先は闇のF1の世界。このまま成績が低迷したままならば、マルコ博士が前言撤回するのは歴史が証明しているが…。












