西武投手陣を完全に粉砕した。広島は8日の西武戦(マツダ)に10―0で圧勝し、交流戦初の同一カード3連勝を飾った。

 6日の初戦で高橋光成、7日に今井と西武の好投手を攻略した赤ヘル打線が、勢いそのままに3戦目の敵左腕・武内に襲い掛かった。

 口火を切ったのは、3番・ファビアンだ。初回、二死から武内の2球目の直球を完ぺきに捉えた。「良い反応で良いポイントで、しっかり振り抜けました」と自画自賛の一撃は、左翼席に突き刺さる6号先制ソロ。さらに4回には、8番の伏兵・矢野も続いた。二死一塁のカウント・3ボールから武内の直球を一閃。「自分のスイングでしっかり捉えることができました」。右翼席へ運ぶ今季1号2ランで完全に主導権を握ると、中盤以降は、西武投手陣をメッタ打ちにした。

 5回は先頭の1番・中村奨の左中間二塁打から小園、ファビアンの3連打で2点を加え、武内をKO。2番手E・ラミレスからも、坂倉、末包、菊池、矢野と一気呵成の4連打。この回打者10人、7安打の猛攻で4点を奪い7―0として試合を決めた。イケイケの攻撃陣は、6回には3本の長短打で2点を加え、8回に途中出場の大盛の今季1号まで今季最多タイの16安打。今季初めてチームとして1試合に3本の本塁打が飛び出す、猛打ショーとなった。

 打線の強力な援護をバックに先発・森は、西武打線を相手に9回129球を投げ抜き、7安打無失点で今季4勝目。西武相手に交流戦初の同一カード3連勝を決めた完勝に新井貴浩監督(48)も「いい勝ち方だったと思います」と満面の笑みで試合を振り返った。

 今季5度目の3連勝で、今月最多の貯金「3」。交流戦第1週を4勝2敗で終えた新井鯉に、上昇ムードが漂ってきた。