ついに実現――。米国・AEWの「AEW FYTER FEST」が4日(日本時間5日)にコロラド州デンバーで開催され、AEWコンチネンタル王者オカダ・カズチカ(37)が、AEWインターナショナル王者ケニー・オメガ(41)と、互いのベルトをかけたダブルタイトルマッチで激突することが電撃決定した。

 ケニーはこの日、クラウディオ・カスタニョーリ、ブロディ・キング、マスカラ・ドラダとの4WAY防衛戦に出場。4人が死力を尽くす大激闘となったが、最後は王者がドラダに片翼の天使を決めて、ベルトを守り切った。ケニーがベルトを掲げてアピールした時だ。入場テーマが鳴って、オカダが険しい表情で姿を現した。

 リングインしたコンチネンタル王者は、古巣の新日本プロレスで何度も激闘を繰り広げた〝宿命のライバル〟の眼前にベルトを掲げた。AEWマットでも4月に8人タッグ戦で約7年ぶりに対戦しており、観衆から「ホーリー・シット(超スゲー!)」の大チャントが上がった。ケニーもインターナショナル王座のベルトをオカダに見せつけた。これにオカダがベルトをケニーの顔面に押し付けると、ケニーはベルトでオカダの顔を突いた。

 オカダは引き下がらず、インターナショナル王者の手からベルトをはたき落とすと、ケニーはエルボーを叩き込んだ。コンチネンタル王者も殴り返して激しい応酬に。オカダは内臓疾患で長期欠場したケニーの〝弱点〟、ボディーにパンチをぶち込み、ブーイングを浴びた。ケニーのエルボーで唇を切ったオカダは、レインメーカーの体勢に入るが、キックを腕に打ち込まれ肩車の体勢で抱え上げられた。何とか振り切って片翼の天使を決めさせず、場外に退避。オカダはベルトを突き上げると、ケニーもベルトを手にして応じた。

入場するAEWインターナショナル王者のケニー・オメガ ©All Elite Wrestling
入場するAEWインターナショナル王者のケニー・オメガ ©All Elite Wrestling

 緊迫感に満ちた乱闘を受け、AEWのトニー・カーン社長兼CEOは、次回ビッグイベント「ALL IN」(7月12日=日本時間13日、テキサス州アーリントン)でコンチネンタル王者オカダvsインターナショナル王者ケニーを緊急決定。しかもこの一戦は「WINNER TAKES ALL」と称され、勝者が2冠王者となるダブルタイトル戦として発表された。

 オカダが昨年3月に移籍して以来、世界中のファンから待望されていた5度目の一騎打ちが、いよいよ実現する。新日マットからAEWマットに戦いの場を移し、名勝負の第2章が始まった。