東京五輪金メダルレスラーが、世界最大プロレス団体「WWE」の第3ブランド・NXTデビューを飾った。
2021年東京五輪レスリング女子68キロ級金メダルのタミラマリアナ・ストックメンサ(32=米国)は、23年5月にWWEに入団。養成機関のWWEパフォーマンスセンターでプロレスを基礎から学び、昨年7月には「タイラ・メイ・スティール」のリングネームで、「NXTレベルアップ」での試合に出場した。タイラはNXT契約を勝ち取るリアリティー番組「LFG」に出演。WWE殿堂者の〝怪人〟ジ・アンダーテイカーに指導を受けて優勝を果たし、NXTへの切符をつかんでいた。
3日(日本時間4日)注目の正式デビュー戦では、ロッカールームでもめたアリアナ・グレイスと一騎打ちした。首から金メダルを提げて入場。レスリング流の片足タックルからアンクルホールドで相手を回転させ、さすがの動きを見せた。ギロチンチョークの体勢に捕らえれると、そのままノーザンライトスープレックスで後方に投げ捨ててみせた。
アリアナの打撃に苦戦してビッグブーツをくらうも、3カウントは許さない。平手打ちを浴びると、顔色を変えて反撃開始。ラリアートを連打してから、肩車で豪快に放り投げた。最後はスピード感あふれるジャーマンスープレックスで叩きつけて、3カウントを奪った。わずか2分25秒で圧勝。ズバ抜けた身体能力と、アンダーテイカー仕込みのカリスマ性を発揮して、強烈なインパクトを残した。
同じ東京五輪レスリング金メダリストで男子のゲイブル・スティーブソンは21年9月にWWEとNIL契約を結んだが、レスリングの活動も並行し、NXTでわずか1試合に出場しただけで昨年5月に解雇された。一方でタイラは契約から2年の時を経て、準備万端でデビューした。
SNS上では「大きな可能性を秘めている。キャリアが開花するのが楽しみ」「素晴らしい。彼女の純粋なレスリングをもっと見たい」「タイラが学び続ければ、今後何年もWWEで活躍し続けるだろう」などと、WWEユニバース(ファン)には概ね好評だった。果たして金メダルレスラーは、リングで驚異的なポテンシャルを生かし切れるか。
WWE・NXTは「ABEMAプレミアム」にて視聴可能。












