日本ハムは23日、楽天と敵地(楽天モバイル)で対戦。1―0で勝利し貯金を「7」とした。
 この日一軍登録された先発・金村尚真投手(24)が序盤から効果的に変化球を使い、相手打線を翻弄。6回まで3安打無失点に抑える抜群の投球を披露した。

 終盤に入っても直球と変化球の威力は衰えず、相手にスキを与えない。結局9回を104球で投げ切り、5安打無失点。今季3度目の完封勝利(4完投)で4勝目を挙げた。

 一方打線は2回に4番・郡司が相手先発・早川から左翼席に3号ソロを放ち先制。幸先よく先制点を奪った。その後は再三にわたり得点圏に走者を送りながらも得点を奪えず。それでも金村の好投にはこの1点で十分だった。

 新庄剛志監督(53)は試合後、2戦連続で9回を投げ切った金村について「大したもんですよね。変化球でのストライクの取り方がむちゃくちゃうまくないですか」と絶賛。「打ち気になったバッターのところでちょっとボールを動かす。あの辺のテクニックはチームの中でもナンバーワンじゃないですか」と、巧みな投球術を見せた右腕に目を細めるばかりだった。

 ただ、チーム事情で再び金村を登録抹消させることについては「また抹消でしょ。もったいないなぁ。けど、こればっかしは(チームの投手)全員を育てないといけないからね。待ってもらうしかない」。先発投手陣に十分な登板機会を与えられないもどかしさに、指揮官はうれしい悲鳴をあげるしかなかった。

 また、貴重な1点を挙げた4番・郡司の一発に関しては「今日、打席に入る前に『打率見るな』って言いました。(郡司は)『はい、見ません』って言ってましたけど」とニヤリ。低打率(2割2分)ながらも好機には着実に結果を残す主軸の活躍に、満足げな表情をのぞかせていた。