ソフトバンクは21日の日本ハム戦(エスコン)に1―2のサヨナラ負けを喫し、連勝が「3」でストップした。同点で迎えた9回、5番手・大山が一死満塁のピンチを背負うと最後は郡司に右前への劇打を献上。首位チームを相手に連勝といきたかったが、攻撃陣が相手先発・北山の力投に屈した。

 先手を取ったのはホークスだった。2回に連打などで一死二、三塁の好機をつくると山川の中犠飛で幸先よく先制。ただ、3回以降は二塁すら踏めず、追加点を奪えなかった。結局、122球を投げた北山に9回4安打、10三振を喫して3勝目を献上した。

 今カードの戦績は1勝1敗だが、相手は先発投手が2試合連続の完投。すでに日本ハムは3完投の金村を筆頭に、5投手がのべ9度の完投数を誇っている。一方のホークスは開幕から44試合を消化して、いまだ完投なし。今季2勝5敗と苦戦する日本ハムの手ごわさを最も実感しているのが、ライバルの「先発力」だ。鷹ナインからも「昨日も勝ってはいるけど、伊藤が最後まで投げ切っている。それだけにこちらとしてもポジティブなイメージとはならない」との声が漏れた。

 試合後、小久保裕紀監督(53)はこう振り返った。「(日本ハムは)ああいう投手が多いですよね。120球を超えても球威が落ちない。野手もああいう姿を見たら、心打たれるでしょう」。前日20日の伊藤が9回5失点ながら117球の力投。最後の球で152キロの直球を投げ込んでいた。この日は北山が121球目に153キロを計測。9回サヨナラ決着を呼び込む力投は、鷹陣営からしても敵ながらあっぱれだった。

 9回のマウンドで先発が奮闘する姿を中継ぎ、野手陣も見ている。ホークス陣営としても日本ハムの強さを痛感せずにはいられない2試合となった。