卓球の世界選手権個人戦5日目(21日、カタール・ドーハ)で、女子の伊藤美誠(スターツ)が苦しい戦いを制した。

 3回戦でナタリア・バヨル(ポーランド)と相まみえた伊藤は、第1ゲームを11―7で先取すると、第2、第3ゲームも連取。勝利に王手を懸けたが、第4、5ゲームを落とす。嫌な流れで迎えた第6ゲームは一進一退の攻防が続く。最後は強烈なフォアハンドで相手のミスを誘い、4―2で勝利を収めた。3試合連続の完封勝ちはならずも、4回戦進出を決めた。

 伊藤は2015年から世界選手権の舞台を経験。21年東京五輪では混合ダブルスで金メダルを奪取するなど、数々の勲章を手にしてきた。しかし、世界選手権シングルスでのメダルはまだ獲得できていない。

 大会前の取材では「まだシングルスでメダルを取ったことがないので、シングルスでメダルを取りたい。自分の手でつかみ取りたいという気持ち」と力強く語っていた。次なるタイトルへ、また一歩前進した。