陸上のセイコー・ゴールデングランプリ(18日、東京・国立競技場)、男子3000メートル障害で五輪2大会連続入賞の三浦龍司(SUBARU)は、周囲の不安を払拭する走りを披露した。

 この日のレースは「ラストをしっかり切り替える」ことをテーマに、序盤から集団の前方で進める。終盤は「もうちょっと切り替わってもいいかなとは思った」と苦笑いを浮かべたが、ライバルたちを振り切り、8分18秒96で優勝。「ある程度の手応えをつかむことができたので、いいレースだったなと思う」と安堵の表情を浮かべた。

 4月末のダイヤモンドリーグ(DL)第1戦でで世界選手権(9月、東京)の参加標準記録(8分15秒00)を上回る8分10秒11をマーク。日本陸連の選考基準を満たしたことで3大会連続の代表権を獲得したが、右脚のコンディション不良でDL第2戦は欠場を余儀なくされた。それでも「早い段階で回復しているので問題ない」とアピールした上で「今大会で1つ確認というところもあった。ラストスパートだったりとか、体の動き、キレというところを確かめられた」と前向きに語った。

 今後は世界選手権を見据えたスケジュールを組んでいく構え。「コンディション不良があったので、予定通りにいっていないところもあるが、うまく大会とかを選びながら、9月にピークを持っていきたい」。悲願のメダル獲得へ、自らのペースで状態を上げていく。