陸上のセイコー・ゴールデングランプリ(18日、東京・国立競技場)、女子100メートル障害でパリ五輪代表の田中佑美(富士通)が自己ベストをたたき出した。

 スタートから上位勢に食らいつき、12秒81(追い風0・7メートル)で3位。11日の木南道孝記念(12秒93)を上回る記録に「今まで数試合12秒9台でまとまってしまっていたので、それを1つ破ることができた。一応自己ベストなので、そこは少しうれしく思っている」と安堵の表情を浮かべた。

 世界選手権(9月、東京)の参加標準記録(12秒73)には惜しくも届かず「悔しさがある」と吐露。自身のパフォーマンスについても「今日のレースは走っている途中にグーンと加速感があって、その加速感に徐々に対応しきれなかった。潰れたわけではないけど、もう1個乗っていきたいところで乗り切れなかった」と反省点を口にした。

 大舞台を見据える上では、今後のレースがより重要になってくる。「アジア選手権は代表として選んでいただいて走る試合。しっかりと責任感を持って走りたい。やはり国内だとずっと同じメンバーで、しかもみなさんすごく速いのでしんどいけど、アジア選手権はメンバーが変わってくるので、少しフレッシュな気持ちで、自分と向き合いやすい環境で自分のベストを追求できれば」ときっぱり。海外レースでさらなる飛躍のヒントをつかめるか。