新日本プロレスジュニアの祭典「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(BOSJ)」17日代々木大会のBブロック公式戦で、IWGPジュニアヘビー級王者のエル・デスペラードがMAO(28=DDT)を下し、2勝目を挙げた。

 DDTが誇る異端児との公式戦は、戦前の予想通り破天荒な展開となった。MAOのスタナーがレフェリーに誤爆してしまうと、MAOがリングに持ち込んだプラケースで互いに殴り合う。さらには2人がコーナー最上段からプラケース上に倒れこむなど、独特な世界観で観衆を魅了した。

 時間の経過とともに共鳴したデスペラードとMAOは掌底、ゲンコツの応酬で激しい打撃戦に突入する。大阪臨海アッパーを浴びたデスペラードだったが、カウント1で意地のキックアウト。居合いキックにカウンターのスピアーを決め、リバースタイガードライバーからピンチェ・ロコをさく裂させた。

MAO(右)にプラケースでブン殴られたデスペラード
MAO(右)にプラケースでブン殴られたデスペラード

 これをカウント2で返す粘りを見せたMAOに対し、デスペラードは垂直落下式のリバースタイガードライバーを発射。なおも抵抗する相手に強引に2発目のピンチェ・ロコを決め、乱戦に終止符を打った。

 リング上でマイクを握ったデスペラードは「チクショー、新日本のファン、持ってかれちゃうじゃん。最高に楽しかったよ。MAOちゃん、ありがとう」と対戦相手に感謝。「とにかく楽しみにしていたMAOちゃん終わっちゃったんで、ここから新日本の選手がたくさんMAOちゃんとやるけど、喰われないか心配だな。…俺はほぼ喰われたぞ。たまんねえな、恐ろしい。でも、だからこそ来てもらった甲斐があるじゃん」と最上級の賛辞を送った。

「なんか世代交代だとか年齢だとかキャリアだとか、周りがピーピー言い出して、いまベルト持ってそこそこ時間経っちゃうと、せかされてるみたいじゃん? お前、そこ早くどけって。…どかしてみせろよ! そういうこっちゃ! かかって来ればいいじゃん。勝てないお前らが悪いんだよ」

 個性的すぎる外敵を撃退した王者が、連覇へと突き進む。