フィリーズのスーパースター、ブライス・ハーパー内野手(32)が不振に苦しんでいる。チームがナ・リーグ東地区2位と健闘する中、主砲は打率2割3分4厘、6本塁打、17打点と奮わない。5日(日本時間6日)のダイヤモンドバックス戦で4月18日以来の6号ソロを放ったが、フォーム調整を繰り返し、試行錯誤は続いている。

 ストレスを抱える主砲は米メディア「フィラデルフィア・インクワイラー」などを通じ「明らかに自分が望む場所にいない。キャリアの中でこういう時期は何度も経験した。でもそこから立ち直って完全に大丈夫なる。今よりもっとひどいつまずきを経験し、浮き沈みを経験した」と心中を吐露。「プレートの上の球を見逃し、ゾーンの外の球をスイングしている。そうしていると調子を崩し、上がってこない。ファンのことを思うと、チームを思うと…ただただフラストレーションが溜まる。もっといいプレーをしないといけない。もっといい選手にならないといけない」と自分に言い聞かせるように打ち明けている。

 2度のMVP、本塁打王、8度の球宴出場と輝かしい経歴を誇るフィリーズの英雄が壁に直面し、トムソン監督も「今のところ、それほど強い打球が打てていない。いずれは打てるようになる。私が一番心配している選手だ。彼のような男は自分にかなりのプレッシャーをかけている。誰よりも自分自身への期待が高く、球団、街、フランチャイズにとって自分がいかに重要かを知っている。それを身にまとっている」と心中を察した。スランプを脱出できるか。