ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(33)の夢の4割に大きな期待がかかっている。ここまで打率4割1分4厘、11本塁打、33打点と絶好調をキープしているが、米メディアはMLBで最後の4割打者となっているテッド・ウィリアムズと比較して可能性を探っている。

〝史上最高の左翼手〟と言われたウィリアムズはレッドソックス時代の1941年に打率4割6厘で首位打者を獲得した。以来、両リーグを通じて4割打者は出ておらず、ジャッジは84年ぶりの快挙に挑戦することになるが、その道は困難かもしれない。

 米メディア「ワシントンポスト」などは、まず三振率がポイントと見ている。同年のウィリアムズの三振率がわずか2・5%に対してジャッジは20・3%。この状態が続くと4割が困難と見ており、三振率20%以上で3割5分を打ったのはマニー・ラミレス(インディアンズ)だけだという。さらに打席数を減らすことも重要だとし、1941年のウィリアムズは143試合の出場。1980年のジョージ・ブレッド、1994年のトニー・グウィンも4割に迫る成績を残したが、120試合未満の出場にとどまっている。

 また、ウィリアムズは147個と多くの四球を稼ぎ、打数を抑えたこともハイアベレージにつながった。マリナーズ時代のイチローも期待されたが、打席数が多かったことで最終的に4割に届いていない。そのため「ジャッジは驚異的なスタートを切ったが、4割を達成するにはほぼ不可能に思える。しかし、パワーヒッティング、コンタクト、三振率、四球率とバランスをうまく取ることができればチャンスはある」とメディアは分析しているが、現代の最強スラッガーがどこまで迫れるか。